猫のFVRCP(猫複合ワクチン)は、命に関わるウイルス感染症を防ぐための重要なワクチンです。飼い主さんが知っておくべき大切なポイントをまとめました。



| 項目 | 効果の持続期間 | 副作用リスク | 推奨時期 |
|---|---|---|---|
| 生ワクチン(MLV) | 汎白血球減少症は数年間免疫が持続することがあり、1年後にブースター、その後3年ごとに推奨 | 低い~中程度 | 免疫形成が早く、猫によく使われます |
| 不活化ワクチン(Killed) | 単回接種でも良好な抗体価が形成されることがある | 低い~中程度 | 妊娠猫・免疫低下猫などで優先的に検討します |
| 組換え・混合型ワクチン | 接種後、数年間免疫が持続することがある | 低い | 生活環境に合わせて様々な抗原を含みます |
獣医師が猫の生活環境と健康状態に応じて適切なワクチンを推奨します。

妊娠中のワクチン接種は危険です。
生ワクチン(MLV)は妊娠中に接種すると、流産や奇形、特に小脳機能異常を引き起こす可能性があります。妊娠中はワクチン接種を必ず避けてください。もし妊娠中に接種が必要となった場合は、獣医師と十分に相談し、不活化ワクチンの使用を検討してください。これは猫の健康だけでなく、胎児の安全を守るためにも重要な措置です。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2023
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed, 2021
[3] ABCD Guidelines for Feline Vaccination, 2015