猫の結膜炎の主な原因であるヘルペスウイルスやクラミジア感染症から、症状チェックリスト、治療法、家庭でのケアまで、獣医学の資料に基づいてまとめました。

| 項目 | ヘルペスウイルス | クラミジア | カリシウイルス |
|---|---|---|---|
| 主な目の症状 | 充血、目やに、角膜潰瘍の可能性 | 結膜の充血、目の分泌物 | 軽度の充血 |
| 呼吸器の症状 | くしゃみ・鼻水がひどい | 軽度またはなし | くしゃみ、口内炎を伴う |
| 再発の可能性 | 高い(潜伏感染) | 潜伏感染なし | 低い |
| 感染力 | 高い | 高い | 高い |
獣医眼科学の教科書に基づく整理

このような症状が見られる場合は、すぐに動物病院へお越しください。
目やにが黄色や緑色で量が多い場合、角膜が白く濁って見える場合、目を全く開けられない場合、食欲が落ちたり元気がなかったりする場合は、状態が急速に悪化する可能性があります。特に免疫力の弱い猫は放置すると視力に深刻な問題が生じる恐れがあるため、直ちに動物病院を受診してください。


多頭飼いのご家庭の方は、ぜひご確認ください。
クラミジアとヘルペスウイルスは、どちらも猫の間で容易に感染します。1匹が結膜炎と診断された場合、同居している他の猫も獣医師に診察を受けてもらうことをお勧めします。食器、トイレ、毛布などの生活用品は分け、感染した猫に触れた後は必ず手を洗ってください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Schaer DG, Gaschen F. Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. CRC Press, 2022.
[2] Esson DW, Calvarese S. Clinical Atlas of Canine and Feline Ophthalmic Disease, 2nd Ed. Wiley, 2022.
[3] Hill PB et al. 100 Top Consultations in Small Animal General Practice. Wiley-Blackwell, 2011.
[4] Englar RE. The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases. 5m Publishing, 2023.