11歳以上の猫に見られる老年性認知機能障害(CDS)の原因、症状、治療法、行動修正法を、獣医学の専門的見地に基づいてまとめました。


このような症状が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。
次のような症状が見られた場合は、24時間以内に動物病院を受診してください。単なる老化ではなく、脳腫瘍、甲状腺機能亢進症、高血圧が原因である可能性があります。 - 突然の発作や倒れ込み - 24時間以上続く強い方向感覚の喪失 - 食欲の完全な消失や急激な体重減少 - 突然の攻撃的な性格の変化


必ず覚えておいてください——他の疾患との鑑別が先決です。
高齢の猫では、認知機能障害と症状が重なる疾患が多くあります。甲状腺機能亢進症、慢性腎臓病、高血圧、脳腫瘍はいずれも似たような行動変化を引き起こす可能性があります。特に高血圧性脳症では、精神状態の変化や視覚異常を引き起こすこともあります。「年だから仕方ない」と軽く流さず、必ず血液検査や血圧測定などの基本検査を先に行い、他の疾患との鑑別を行うことが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Gunn-Moore D, Moffat K, Christie LA, Head E. Cognitive dysfunction and the neurobiology of ageing in cats. J Small Anim Prac. 2007;48(10):546–553.
[2] Little S (ed). The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier Saunders; 2023.
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