猫の抗がん剤治療中に現れうる副作用を理解し、効果的に管理する方法を、飼い主の視点に立ってまとめました。



すぐに病院を受診する必要がある緊急のサイン
猫が次のような症状を示した場合は、すぐに病院にご連絡ください。命に関わる可能性があります。



| 項目 | 主な症状 | 家庭でのケア方法 | 病院受診の基準 |
|---|---|---|---|
| 食欲低下 | 食べ物を拒否する、食べる量が減る | 少量を複数回に分けて与える、香りの強い食べ物を試す | 1日以上食欲がない、または明らかな体重減少がある |
| 嘔吐の繰り返し | 嘔吐が頻繁に繰り返される、または激しい嘔吐が続く | 食事を分割する、薬の服用後は一定時間絶食する | 血便が混じる、長時間続く |
| 下痢の持続 | 長く続く、または血便を含む | 水分補給をする、軽い食事を与える | 血便、発熱、意識低下 |
| 疲労の悪化 | 一日中動かない、目を閉じている時間が増える | 静かな空間を確保する、刺激を減らす | 意識の混濁、反応がない |
いずれの場合も、すぐに獣医師にご相談ください。副作用が悪化する可能性があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Jenna H. Burton, The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2014
[2] De Campos CB, et al., Use of carboplatin in feline malignant mammary gland neoplasms, In Vivo, 2014
[3] O’Keefe DA, et al., Systemic toxicity associated with doxorubicin administration in cats, J Vet Intern Med, 1993