犬のコクシジウムは小腸に寄生する寄生虫で、特に幼犬では重度の下痢や脱水症状を引き起こす可能性があります。飼い主の方が知っておくべき重要な情報をまとめました。



| 項目 | 主な症状 | 対処方法 | 治療の必要性 |
|---|---|---|---|
| 軽症 | 軽い下痢 | 環境清掃および衛生の強化 | 通常は必要なし |
| 中等度 | 持続する下痢、体重減少 | 獣医師の診療および薬物処方 | 必要 |
| 重症 | 血便、脱水、ショック | 直ちに病院を受診し精密検査 | 絶対に必要 |
感染段階によって対処方法が異なるため、症状の程度を正確に把握する必要があります。


注意:人間にも感染する可能性があります。
犬に多い腸内のコクシジウムは主に動物に寄生し、人に感染することは非常に稀です。それでも衛生面を考慮し、免疫力が低下しているお子様、妊婦、高齢者の方は特に注意が必要です。排泄物の処理後は必ず手を洗い、犬との接触後にも手洗いを習慣づけましょう。また、お子様が遊ぶ砂場や遊戯スペースに動物の排泄物が残らないよう管理することも大切です。人間へのコクシジウム感染は極めて稀であり、感染経路は主に動物間であるという点を覚えておき、不安な場合は獣医師にご相談ください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Holbrook ED, Greene RI, Rubin SL et al. (2019) Novel canine anti-Coccidioides immunoglobulin G enzyme immunoassay aids in diagnosis of coccidioidomycosis in dogs. Medical Mycology 57, 800-806.
[2] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed. (2020). Chapter on Protozoal Infections.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. (2021). Coccidiostats and antiprotozoal agents.