犬のバベシア症は、マダニによって媒介される深刻な血液寄生虫疾患です。予防と早期発見が治療成功の鍵となります。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
犬が急激に弱ったり、唇や眼結膜が白くなったり、呼吸が速くなったり、貧血の症状がひどくなったりした場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。重度の貧血では輸血が必要になることもあるため、早期の診断が不可欠です。


| 項目 | 病原性 | 主なダニ | 治療の難易度 |
|---|---|---|---|
| B. vogeli | 軽微 | Rhipicephalus sanguineus | 低い |
| B. canis | 中程度 | Dermacentor reticulatus | 中程度 |
| B. gibsoni | 非常に高い | Haemaphysalis spp., Rhipicephalus sanguineus | 高い |
B. gibsoniは再発の可能性も高く、長期的なモニタリングが必要です。
予防が最も重要です。
バベシア症は治療よりも予防がはるかに重要です。マダニ対策製品を定期的に使用し、春と夏には外出後にマダニの付着を念入りに確認してください。特にマダニが付着している間には寄生虫が感染する可能性があるため、迅速に除去することが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Veterinary Parasitology, 5th Edition, 2024
[2] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed, 2023
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed, 2022