犬のアナプラズマ症は、ノミやマダニによって媒介される細菌感染症で、主な症状は発熱、関節痛、疲労感です。早期発見と治療が重要です。



すぐに動物病院を受診すべき症状
犬に発熱、食欲不振、出血症状が同時に現れた場合は、すぐに動物病院を受診してください。特に血液検査で血小板数が急激に低下したり、出血がひどくなったりすると、命に関わる可能性があります。これはアナプラズマ症が深刻な合併症を引き起こしていることを意味するため、遅くならないよう診断と治療を受ける必要があります。



| 項目 | 効果期間 | 主な副作用 | 使用時期 |
|---|---|---|---|
| ドキシサイクリン | 2〜4週間(14〜28日) | 吐き気、食欲低下 | 第一選択薬 |
| テトラサイクリン | 約3週間(20日以上) | 吐き気、胃腸障害 | テトラサイクリン系の代替薬 |
| マクロライド系(アジスロマイシンなど) | 推奨しない | 効果が限定的 | 感受性が低く第一選択ではない |
Anaplasmaはベータラクタム系・マクロライド系抗生物質に効きにくいため、テトラサイクリン系が優先されます。獣医師が体重と状態に応じて適切な薬物を選択します。
治療中の注意点
抗生物質の服用中は、愛犬に嘔気や下痢が見られた場合は、すぐに獣医師に連絡してください。薬の服用を中止せず、用量の調整を依頼しましょう。また、治療期間中は愛犬の活動を制限し、十分な休息を取らせてあげてください。治療後も1~2週間は状態を観察することが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Mazepa AW, Kidd LB, Young KM, Trepanier LA. Clinical presentation of 26 Anaplasma phagocytophilum-seropositive dogs residing in an endemic area. J Am Anim Hosp Assoc 2010;46(6):405–412.
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. Wiley-Blackwell, 2021.