夏の散歩・キャンプ・水遊び中にペットに起こりうる熱中症・肉球の火傷・感染症を防ぐための実践ガイドです。温度・時間・水分補給・寄生虫対策まで、一度にまとめました。

夏の外出前に必ず確認してください
強い日差しの中、アスファルトの温度が急上昇する昼間の散歩、車内での単独留守、エアコンのない室内での留守は、短い時間でも命を脅かす可能性があります。外出前に気温・地面の温度・予想滞在時間を必ず確認し、疑わしい症状(激しいハアハア呼吸・よだれ・ふらつき)が見られたら、すぐに涼しい場所に移動させてください。


| 項目 | 通常のお散歩 | キャンプ・登山 | 水遊び |
|---|---|---|---|
| 主なリスク | 熱中症・肉球のやけど | マダニ・ヘビ・脱水 | 耳の感染・異物の誤飲・溺水 |
| おすすめの時間帯 | 早朝/夕方 | 午前中に短めに | 午後4時以降 |
| 必須の持ち物 | 水・クールタオル | マダニ予防薬・救急キット | ライフジャケット・タオル・耳の洗浄液 |
| 滞在の上限 | 20〜30分 | 2時間以内 | 10〜15分 × 2〜3回 |
高温多湿の天候では、ペットの状態をこまめに確認し、すべての屋外活動の時間を普段より短くすることが安全です。

短頭種・長毛種・高齢のペットは特に注意が必要です
パグ、ブルドッグ、シーズー、ペルシャ猫など、鼻の短い短頭種は呼吸が非効率的なため、熱中症の発症リスクが一般的な品種よりも著しく高くなります。ポメラニアンやゴールデンレトリバーなどの長毛種、および7歳以上の高齢ペットも、夏の外出時間を半分にし、エアコンの温度は24〜26度に設定してください。心臓病や気管虚脱の既往症がある場合は、昼間の外出は全面的に避けるのが望ましいです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] National Research Council, Nutrient Requirements of Dogs and Cats, Chapter: Physical Activity and Environment
[2] Bruchim Y. et al., Heat stroke in dogs: A retrospective study of 54 cases, Journal of Veterinary Internal Medicine, 2006
[3] Companion Animal Parasite Council (CAPC), Seasonal Ectoparasite Guidelines, 2023