猫にとって致命的なユリ中毒の原因、時間帯別の症状、動物病院での治療過程、家庭での応急処置法までを、獣医学顧問チームがまとめました。


このような場合は、すぐに救急病院へお越しください。
猫がユリをかじっていたり、花粉が毛についていたりするのを見つけたら、症状がなくてもすぐに動物病院の救急外来へ連れて行ってください。獣医学の教科書によれば、摂取後18時間以上治療が遅れると急性腎不全を発症するリスクが高まり、腎機能の数値はすでに12時間頃から上昇し始める可能性があります。尿が出なくなったり痙攣が見られたりしている場合は、すでに腎不全がかなり進行している状態です。1分でも早く応急処置を受けることが、生存率を左右します。


百合中毒は、予防が最善です。
リリー中毒は、治療よりも予防がはるかに重要です。猫を飼っているご家庭では、リリー科の植物を絶対に持ち込まないでください。花束を贈られた際にも、リリーが含まれていないか必ず確認しましょう。ヘメロカリス(リリー科の一種)が植えられている庭には、猫が近づけないように対策を講じてください。リリー以外にも、猫に毒性を示す植物は数多く知られていますので、新しい植物を家に持ち込む前には、必ず獣医師や専門機関に安全性を確認してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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