犬の鞭虫感染症は、鞭虫(Trichuris vulpis)が大腸に寄生し、慢性的な血便や下痢を引き起こす寄生虫疾患です。糞便検査で確定診断し、駆虫薬で治療できます。


動物病院にすぐ連れて行くべきサイン
以下の症状が一つでも当てはまる場合は、当日中に動物病院を受診してください。重度の鞭虫感染症は、脱水や貧血により急速に悪化することがあります。 • 鮮紅色の血便が1日3回以上繰り返される場合 • 嘔吐と下痢が1日以上同時に続く場合 • 極度の倦怠感があり、立ち上がるのが困難な場合 • 歯茎や眼球結膜が蒼白または白っぽい場合


犬や免疫力の低い犬は、より注意が必要です。
生後6ヶ月未満の犬、高齢犬、基礎疾患のある犬は、鞭虫に感染すると症状がより急速に悪化することがあります。環境中の寄生虫の侵入を防ぐのが難しい場合は、獣医師と相談して予防的な定期的な駆虫スケジュールを事前に決めておくことをお勧めします。複数頭を飼っているご家庭では、1頭が感染した場合、同居している他の犬も必ず検査を受けてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Reinemeyer CR, Courtney CH. Trichuriasis. In: Greene CE, ed. Infectious Diseases of the Dog and Cat. 4th ed. Elsevier Saunders; 2012.
[2] Taylor MA, Coop RL, Wall RL. Veterinary Parasitology. 4th ed. Wiley-Blackwell; 2016. Chapter: Intestinal nematodes of dogs and cats.
[3] Companion Animal Parasite Council (CAPC). Whipworm (Trichuris vulpis) Guidelines. 2023.
[4] Bowman DD. Georgis' Parasitology for Veterinarians. 10th ed. Elsevier; 2014. Chapter: Nematoda — Trichuris vulpis.