犬の睡眠中の呼吸数と心拍数は、心臓や呼吸器の健康状態を把握する上で重要な指標です。異常な兆候が見られた場合は、すぐに獣医師にご相談ください。



すぐに病院を受診が必要な緊急状況
犬が睡眠中に心拍数が非常に速くなり、唇や口内が青白く見えた場合、あるいは息切れをして倒れそうになる様子が見られたら、すぐに病院へ連れて行ってください。これは心不全や呼吸器の急性異常の兆候である可能性があります。時間が経つほど危険度が高まるため、迅速な対応が不可欠です。



特定の犬種は心臓疾患によりかかりやすい傾向があります。
小型・トイ種は大型犬に比べて正常な心拍数自体が速く、安静時でも1分間あたり180回近くに測定されることがあります。ただし、収縮機能の低下(心機能の低下)を伴う拡張型心筋症は、主に大型・超大型種でより頻繁にみられます。リスクの傾向は品種や年齢によって異なり、特に高齢犬では心機能の低下が自然な経過で進行する可能性があるため、定期的な健康診断と観察が不可欠です。早期発見は治療の成功率を高める上で大きな役割を果たします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed. (2023). Elsevier.
[2] Advanced Monitoring for Small Animal Emergency and Critical Care, 2nd Ed. (2021). Wiley-Blackwell.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Ed. (2022). Wiley.