犬の肺炎は、肺組織に炎症が生じる呼吸器疾患であり、早期発見と迅速な治療が回復の鍵となります。主な症状から診断・治療、家庭でのケア方法まで、獣医学的根拠に基づいてまとめました。


すぐに緊急動物病院へ連れて行かなければならない症状
次のいずれかの症状が見られる場合は、直ちに24時間対応の動物病院を受診してください。 • 歯ぐきや舌が青ざめたり白っぽくなったりする(チアノーゼ) • 口を開け、首を伸ばして苦しそうに呼吸している • 安静時でも呼吸が異常に速い、あるいは浅い • 立ち上がれない、または意識がもうろうとしている • 咳をしたときに血が混じった分泌物が出る(喀血)


このような犬は特に注意が必要です
次のような犬は肺炎のリスクが高く、症状が悪化しやすい傾向があります。 • 幼犬 — 一次感染性肺炎が最も多く見られる時期です • 嚥下・食道機能障害や巨大食道症がある犬 — 常に誤嚥のリスクがあります • 嘔吐・逆流が頻繁にある、または麻酔・鎮静を受けた犬 — 誤嚥の可能性が高まります • 老犬 — 誤嚥や免疫力の低下に伴い、細菌性肺炎を起こしやすくなります • 免疫力が弱い、またはケンネルコフの既往がある犬 — 再発や二次感染に注意が必要です 症状が軽くても、早めに動物病院を受診することをお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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