犬のネオスポラ症(ニューフォラ)は、寄生虫感染によって引き起こされる深刻な神経系疾患です。妊娠中に感染すると、流産や死産を引き起こす可能性があります。早期の診断と適切な治療が不可欠です。



直ちに動物病院を受診すべき緊急のサイン
犬が突然麻痺したり、意識を失ったりした場合は、すぐに動物病院を受診してください。また、繰り返す痙攣、著しい平衡感覚の喪失、呼吸困難が見られる場合は生命の危険があるため、緊急の対応が必要です。ネオスポラ感染症は急速に進行するため、症状が現れた場合は24時間以内に獣医師にご相談ください。



品種別の注意点と再発予防
ネオスポラ感染症は、生後6ヶ月未満の幼犬で臨床症状がより頻繁に現れ、免疫力が低下している場合や免疫抑制状態にある犬では、より重症化することがあります。また、妊娠中に感染すると胎盤を介して胎児に影響を及ぼす可能性があるため、妊娠中の犬は汚染された環境や生肉・流産物の接触を避けることが望ましいです。再発を予防するためには、感染後の定期的な検査と健康管理を継続的に実施することが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, 2022
[2] K. A. B. M. van der Heijden et al., 'Neospora caninum in Dogs: A Review of Pathogenesis and Clinical Manifestations', Veterinary Parasitology, 2020
[3] American College of Veterinary Internal Medicine (ACVIM) Consensus Statement on Neospora caninum Infection in Dogs, 2019