犬の真菌毒素中毒は、傷んだドッグフードやナッツ類、カビの生えた食べ物に含まれる毒素が肝臓や神経系を傷つける中毒性疾患です。毒素の種類ごとの症状、応急処置法、危険な摂取量、予防のポイントまでまとめました。


この症状が見られたら、すぐに救急病院へ!
以下の症状のいずれかが見られた場合は、直ちに24時間対応の動物救急病院へお越しください。自宅で様子を見ていると、脳損傷や肝不全に発展する恐れがあります。 • 全身のけいれん・発作 • 名前を呼んでも反応がない(意識レベルの低下) • 激しい震えが10分以上続く • 目、歯ぐき、皮膚が黄色くなる(黄疸) • 息切れ、血便、または吐血 けいれんや意識レベルの低下が見られる状態で、自宅で嘔吐を促すとさらに危険になる可能性があります。獣医師の指示なしに行わないでください。


小型犬、高齢犬、基礎疾患のあるワンちゃんは特に注意が必要です。
体重が軽いほど、同じ量の毒素に対してより強く反応します。以下の条件に当てはまる場合は、疑わしい症状が少しでも見られたら、すぐに病院へお越しください。 • 体重5kg未満の小型犬 • 高齢犬(10歳以上) • すでに肝臓疾患や腎臓疾患がある犬 • 抗がん剤治療中、または免疫抑制剤を服用中の犬 これらのグループは毒素への耐性が低く、治療のゴールデンタイムもより短くなります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Gupta RC (ed.), Veterinary Toxicology: Basic and Clinical Principles, 3rd Ed., Chapter 55 Mycotoxins. Academic Press, 2018.
[2] Peterson ME & Talcott PA (eds.), Small Animal Toxicology, 3rd Ed., Chapter: Mycotoxins. Saunders Elsevier, 2013.
[3] Osweiler GD, Chapter: Mycotoxicosis. In: Ettinger SJ & Feldman EC (eds.), Textbook of Veterinary Internal Medicine, 7th Ed. Saunders, 2010.
[4] Plumb DC, Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Ed. Wiley-Blackwell, 2018.