犬が除草剤を舐めたり摂取したりした場合に現れる中毒症状、すぐに取るべき応急処置、除草剤の種類別の危険度、再発予防法を一度にまとめました。


この症状が見られる場合は、直ちに救急病院へお越しください。
以下の症状のいずれかが見られる場合や、高毒性の除草剤に接触した疑いがある場合は、直ちに24時間対応の動物救急病院へお越しください。特にパラコート・ダイコート系は、教科書で別項として扱われる高毒性成分であるため、接触が疑われる場合は一刻も早く受診することが重要です。 • けいれんや発作が1回以上発生した場合 • 意識がもうろうとしている、または自力で立てない場合 • 血便や血尿が見られる場合 • 呼吸が速い、または呼吸困難を示している場合 • 摂取した製品がパラコート・ダイコートなどの高毒性成分を含んでいる、または希釈前の濃縮原液や殺虫剤混合製品である場合


小型犬、老犬、基礎疾患のあるワンちゃんは特に注意が必要です。
体重の軽い小型犬ほど、同じ量の毒物でもより強い影響を受けます。肝臓や腎臓の機能が低下している老犬や、基礎疾患がある犬は症状が急速に悪化することがあります。マルチーズ、ポメラニアン、ミニチュアシュナウザーなどの小型犬の飼い主さんは、除草剤が散布された区域を通ってしまった場合は、必ず肉球を洗ってください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Osweiler GD et al., Blackwell's Five-Minute Veterinary Consult Clinical Companion: Small Animal Toxicology, 3rd Ed., Wiley-Blackwell, 2011
[2] Schaer M et al., Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed., CRC Press, 2022
[3] Plumb DC, Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Ed., Wiley-Blackwell, 2023
[4] Costello MF et al., Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Ed., Wiley-Blackwell, 2013