犬のホルモン反応性腫瘍(プロゲステロン)は、性ホルモンによって刺激されて成長する腫瘍であり、主にメスの犬で発生します。早期診断と適切な治療が重要です。



すぐに動物病院を受診する必要がある緊急のサイン
気力が急激に低下したり、呼吸が苦しくなったり、食欲が完全に失われたり、ショック様の症状(気絶、呼吸困難)が現れた場合は、すぐに動物病院へお越しください。糖尿病などの合併するホルモン異常が悪化すると、命に関わる可能性があります。



品種別の注意点と再発予防
プロゲステロンによる成長ホルモンの変化は、発情後の黄体期やプロゲスチン剤の投与など、プロゲステロン濃度が高い状態と深く関連しています。一部の報告では、スウェーデン・エルクハウンドにおいて黄体期や妊娠中にプロゲステロン関連の糖尿病が現れた例もあります。未去勢のメス犬では黄体期ごとに症状が繰り返される可能性があるため、獣医師と相談して卵巣・子宮摘出(避妊手術)によりプロゲステロンの供給源を除去することを検討すると、症状の改善に役立つ場合があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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