犬が食器やオヤツの前で唸り声を出したり、歯を見せたり、噛んだりといった攻撃的なサインを示す場合、それは「食物資源防衛行動」です。症状の段階、原因、脱感作トレーニング法、家庭での管理ポイントまでを一目で整理しました。


このような場合は、すぐに獣医行動専門医を受診してください。
保護者や子供がすでに噛まれた経験がある場合、警告サインなしにいきなり噛み付く場合、また食べ物以外の玩具や寝床、人など他の資源に対して保護行動が広がっている場合は、家庭内の安全を確保するため、必ず専門家の評価を受ける必要があります。


資源保護傾向が強い品種の場合は、犬のうちから予防訓練を開始してください。
特定の犬種が他の犬種よりも食物資源の保護行動を示しやすいという確固たる根拠は限られており、同じ環境下でも個体によってその傾向は異なります。したがって、犬種を問わず、子犬の頃から食事の途中で食器を取り上げたり、手で一口ずつ与えたりして不安や恐怖心を増幅させるような接し方は避け、より良いおやつと交換する「トレード」などのポジティブ強化に基づく予防訓練を継続的に行うことが安全です。保護行動が見られ始めた際には、罰を与えるのではなく、その行動の動機や根本的な原因をまず評価することが最も重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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