犬の急性腎不全は、腎臓の機能が急激に低下する緊急の状態です。早期発見と即座の病院受診が生存の鍵となります。



すぐに動物病院を受診すべき緊急のサイン
犬が突然元気を失ったり、尿を一切出さなくなったり、繰り返し嘔吐したりする場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これは腎機能がほぼ停止した緊急状態であり、無尿・少尿性の急性腎不全は予後がさらに悪く、直ちに治療を受けなければ命を落とす可能性があります。獣医師による静脈注射での水分と電解質の補給といった応急処置が必要です。



再発の予防と品種別の注意点
急性腎不全は、感染症、結石、腫瘍、遺伝的な欠陥、中毒などの他の基礎疾患の結果として生じることが多いです。繰り返す脱水や腎毒性のある薬物・物質への曝露は、腎臓に再び負担をかける可能性があるため注意が必要です。獣医師と一緒に長期的な管理計画を立て、生活の中から有毒な物質を完全に排除することが重要です。予防が何より大切です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed. (2023)
[2] Urinalysis in the Dog and Cat. (2022)
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. (2021)