猫の軟部組織肉腫は、筋肉・脂肪・血管などの軟部組織に発生する悪性腫瘍です。初期症状から診断・治療法、予後や家庭でのケア方法まで、飼い主さんが知っておくべき重要な情報をまとめました。


すぐに病院へ連れて行かなければならないサイン
以下の症状のいずれかに該当する場合は、すぐに動物病院を受診してください。 • 注射部位にできたしこりが1か月以上続いている場合 • しこりが2cm以上ある場合、または4週間で目立って大きくなった場合 • 皮膚表面に潰瘍や出血を伴う場合 • 食欲が完全に消失した場合、または急激な体重減少が見られる場合


注射部位肉腫(FISS)の予防ポイント
猫のワクチンガイドライン(AAFPワクチン諮問パネルなど専門学会)では、ワクチンの種類ごとに接種部位を分けて推奨しています。不要な注射を最小限に抑え、接種部位は獣医師と相談して決めることが重要です。接種後にも3ヶ月以上、定期的に注射部位を確認する習慣をつけましょう。予防接種そのものを諦めてしまうと、より大きなリスクが生じる可能性があるため、正しい方法で実施することが肝心です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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