猫の定期血液検査は、病気の早期発見において重要な役割を果たします。普段の健康状態を把握し、隠れた疾患を早期に発見することができます。



すぐに動物病院を受診が必要な状況
猫に激しい嘔吐、持続的な下痢、意識レベルの低下、呼吸困難、血尿が見られる場合は、直ちに動物病院を受診してください。これらは急性疾患の兆候である可能性があります。特に血液検査で異常値が確認され、症状が悪化している場合は、緊急の対応が必要です。



品種別の注意点と再発予防のコツ
猫は品種によって血液検査の正常参考範囲が異なる場合があるため、同じ数値でも品種を考慮して解釈することが重要です。実際、シベリアンやメインクーンのように、品種ごとに別の参考範囲が報告されているケースもあります。一部の品種は遺伝的な素因を持つ可能性があるため、定期的な血液検査で数値の変化を早期に把握し、獣医師と連携して管理計画を立てることが大切です。継続的な食事の調整とストレス管理も、健康維持に役立ちます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
| 項目 | 正常範囲 | 疑われる疾患 | 検査周期 |
|---|---|---|---|
| 血中クレアチニン | 0.8–1.8 mg/dL | 腎機能の低下 | 毎年 |
| 血中尿素窒素(BUN) | 19–33 mg/dL | 腎疾患、脱水 | 毎年 |
| 血中グルコース | 65–131 mg/dL | 糖尿病、ストレス性高血糖 | 毎年 |
| ヘモグロビン | 9–15 g/dL | 貧血、出血 | 毎年 |
| 血小板数 | 150,000–400,000 /μL | 出血性疾患、免疫性疾患 | 毎年 |
正常範囲は品種や病院によって異なることがあります。獣医師と相談してください。
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[1] Stockham, S.L. and Scott, M.A. (2008). Fundamentals of Veterinary Clinical Pathology, 2e. Ames, Iowa: Blackwell Pub.
[2] Papasouliotis, K. et al. (2006). Analysis of canine and feline blood samples using the Kuadro in-house wet-reagent chemistry analyser. J Small Anim Pract. 47(4):190–195.
[3] ISFM Consensus Guidelines on the Diagnosis and Management of Feline Chronic Kidney Disease. J Fel Med Surg. 18(3):219–239, 2016.