猫の肺がんは初期症状が明確でないため、早期発見が難しいのが特徴です。肺転移が生じると、呼吸困難、咳、体重減少などの症状が現れます。早期診断と包括的な治療が重要です。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
猫が突然呼吸困難を示したり、口から泡を吹いたり、激しく咳をしたり、咳の頻度が高まったりする場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これは肺がんの転移による急性の呼吸器問題である可能性があり、緊急対応が重要です。獣医学の教科書によれば、これらの症状は生命を脅かす可能性があるため、遅滞なく診察を受ける必要があります。



高齢の猫や、喫煙環境にさらされている場合は注意が必要です。
高齢猫では原発性や転移性の肺腫瘍の発生頻度が比較的高いことが知られており、注意が必要です。ただし、屋内での喫煙曝露が肺がんのリスクを高めるという点は、教科書的に明確に証明されているわけではありません。それでも呼吸器症状は初期には非特異的で見落としやすいため、飼い主さんは咳や呼吸の様子など、呼吸状態を定期的にチェックすることが望ましいです。異常が見られた場合は、すぐに獣医師に相談し、胸部X線検査など必要な検査を受けることが、早期の管理に役立ちます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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