猫の胸水は、胸腔内に過剰な液体がたまり、呼吸困難を引き起こす疾患です。早期発見と適切な治療が、生存率を高める鍵となります。



すぐに病院を受診すべきサイン
猫がハアハアと息を切らしたり、口を開けて呼吸している場合、また唇や口腔内が青紫色に変色したり、倒れ込んだりする場合は、直ちに動物病院を受診してください。これは呼吸器の異常による急性の低酸素症であり、酸素供給が遅れると命に関わるため、迅速な対応が不可欠です。



再発の予防と注意事項
胸水は、原因が治療されないと再発する可能性があります。心臓疾患や慢性腫瘍などの原因疾患の管理が、再発防止の鍵となります。薬物治療中は副作用の有無を細かく観察し、症状に変化があれば直ちに獣医師にご相談ください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2020, Elsevier
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, 2021, Wiley
[3] Feline Medicine and Surgery, 2nd Edition, 2019, Saunders