猫の高血圧と腎臓疾患は、高齢猫に多い疾患であり、早期発見と適切な管理が生存率を向上させます。症状は目立たないことが多いため、細心の観察が必要です。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
猫が突然視力が低下したり、目の中に出血が見られた場合は、直ちに動物病院を受診してください。これは網膜剥離や出血の兆候であり、迅速な治療が生存に不可欠です。また、激しい嘔吐、血尿、意識レベルの低下が見られる場合は緊急事態です。このような場合には、獣医師による即時の診察が必要です。



高齢猫の注意すべき疾患
高齢の猫は、高血圧や腎臓疾患のリスクが高まります。特に猫の高血圧は、特定の品種の遺伝によるものというよりは、慢性腎臓病や甲状腺機能亢進症などの基礎疾患に伴って二次的に現れるケースがほとんどです。そのため、こうした基礎疾患がある高齢の猫はより注意が必要です。定期的な健康診断と血圧・血液・尿検査で早期発見が可能ですので、獣医師と一緒に管理計画を立てることが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Langston, C.E. et al. (2023) Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Edition. Elsevier.
[2] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition (2022). Elsevier.
[3] Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases (2021). Wiley-Blackwell.