猫のコクシジウム感染症は、原虫が小腸の細胞に寄生し、下痢や脱水を引き起こす寄生虫疾患です。猫や免疫力が低下している個体では特に危険性が高く、感染経路、症状、治療法、再発防止策を一度にまとめました。


すぐに動物病院を受診すべきサイン
以下のいずれかに該当する場合は、自宅で様子を見ず、すぐに来院してください。猫は数時間で状態が急激に悪化することがあります。 • 血便が24時間以上続く場合 • ぐったりして立てなくなったり、倒れたりする場合 • 6時間以上水や餌を完全に拒否する場合 • 皮膚や目が黄色く見える場合(黄疸の疑い) • 生後8週未満の猫で下痢が1回でも出た場合


再発防止——これだけは必ず覚えておいてください
症状が消えても、オシストの排出が続くことがあります。獣医師の完治判定が出るまで、自己判断で投薬を中止しないでください。多頭飼いの家庭や、母猫に感染歴がある場合は、2~4週間後に再検査をお勧めします。保護施設やブリーダー環境から迎えた場合は、里帰り直後に糞便検査を受けるのが良いでしょう。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[2] Greene CE et al., Infectious Diseases of the Dog and Cat, 4th Edition, Saunders Elsevier, 2012
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