赤ちゃんが生まれた後に母猫が示す行動の変化は、環境の変化、関心の低下、そして見知らぬ刺激に対するストレス反応によるものです。原因と症状、段階別の治療法と家庭でのケア方法について、獣医学専門チームがまとめました。


すぐに病院へ連れて行かなければならないサイン
ご飯や水を全く食べない状態が続く、赤ちゃんに対して飛びかかったり引っ掻いたりする攻撃行動を繰り返す、トイレを完全に拒否してどこにでも尿をする、自傷的な過度なグルーミングで皮膚に傷ができるような場合は、すぐに獣医師の診察を受けてください。不適切な排尿や強迫的な過剰グルーミングは、ストレスや不安と深く関連するサインであると同時に、痛みや下部尿路疾患(FLUTD/FIC)などの内科疾患が隠れている可能性もあります。そのため、単なるストレスと決めつける前に、必ずまず医学的な原因を確認することが重要です。


敏感な品種や高齢の猫は、より細心の注意を払って
飼い主さんと強い絆を結んでいる、あるいは気質的に敏感な猫、また幼少期の社会化や初期の経験が十分でなかった猫は、ストレス要因が繰り返し刺激されることで、環境の変化に対してより敏感に反応する可能性があります。感情的な回復力が高い猫は比較的ストレスを乗り越えやすいですが、そうでない猫の場合はより長い適応期間と細やかな観察が必要です。このような猫の場合、赤ちゃんを迎える前から準備を始めて、安全な空間と十分な資源を確保し、選択肢とコントロール感を与えることが、安定につながります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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