ヨークシャー・テリアが遺伝的にかかりやすい7つの疾患、早期発見のサイン、そして飼い主の方が自宅で確認できるチェックリストをまとめました。

| 項目 | 発症時期 | 代表的なサイン |
|---|---|---|
| 気管虚脱 | 中年齢以降 | ガチョウの鳴き声のような咳 |
| 膝蓋骨脱臼 | 成長期~成犬 | スキッピング歩行 |
| 門脈体循環シャント | 若齢期(主に1歳以前) | 発育不良・食後の異常行動 |
| レッグ・カルベ・ペルテス病 | 成長期(若齢) | 後ろ足の跛行 |
| 低血糖症 | 子犬期 | 元気低下・震え |
| 歯周病 | 成犬期以降 | 口臭・歯茎の出血 |
獣医内科学・外科学の教科書の一般資料に基づく

すぐに病院へ連れて行くべき緊急のサイン
次の症状のいずれかが見られた場合は、24時間以内に動物病院を受診してください。 - 3ヶ月以下のヨークシャーテリアの犬が、突然ぐったりして体を震わせる → 低血糖の緊急状態 - 食後にぼんやりと立ち止まったり、頭を壁に押し当てたりする → 門脈体循環シャントの疑い - 発作やけいれんが見られる → 神経系の緊急状態 - 鵞鳥のような咳を伴い、歯ぐきが青白く見える → 気管虚脱の重症化 - 突然、片方の後ろ足を全く使えなくなる → 関節の緊急状態

ヨークシャー・テリアの生涯管理のポイント
遺伝性疾患のリスクを減らすためには、以下の3点を継続的に守ってください。 - 体重管理: 適正体重(2〜3kg)を生涯維持することで、気管や関節への負担を軽減できます。 - ハーネスの使用: 首輪は気管に圧迫を与える可能性があるため、必ずハーネスに切り替えてください。 - 定期的な歯科検診: 1歳から年1回以上、スケーリングと口腔検査を受けてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed — Tracheal Collapse Chapter
[2] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed — Tracheal Collapse Etiology
[3] Canine and Feline Respiratory Medicine, 3rd Edition — Small Breed Airway Disease
[4] Textbook of Small Animal Surgery — Patellar Luxation, Legg-Calvé-Perthes Disease
[5] Small Animal Internal Medicine — Portosystemic Shunt in Toy Breeds