シャム猫は遺伝的に喘息の発症率が高い品種です。年齢別の症状チェックリスト、吸入器の使い方、家庭環境の管理ポイントなど、飼い主さんが知っておくべき内容をまとめました。


今すぐ救急病院へ——このサインが見えたら即座に!
口を開けたまま息切れをしたり(開口呼吸)、脇腹や腹部が激しく動いて呼吸している場合は、深刻な呼吸困難の状態です。歯茎や舌の色が青ざめたり白っぽくなっている場合は、酸素不足を示すサインです。 このような場合は、窓を少し開けて換気を行いながら、直ちに24時間対応の動物救急病院へ搬送する必要があります。自宅で待っていると、命の危険があります。


長期間のステロイド投与時は、これだけチェックしてください
経口ステロイド(プレドニゾロン)は喘息のコントロールに効果的ですが、長期使用により糖尿病、体重増加、心不全のリスクが高まる可能性があります。獣医内科学の教科書によると、猫は比較的副作用が少ないとされていますが、高齢のシャム猫では特に注意が必要です。 3~6ヶ月ごとに血糖値と体重を確認し、吸入ステロイドへの切り替えの選択肢について、担当の獣医師と定期的に相談することをお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Padrid P, Textbook of Respiratory Disease in Dogs and Cats, Chapter 53, Elsevier
[2] Fuentes VL et al., Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Edition, Wiley-Blackwell, 2020
[3] Sharkey LC et al., Small Animal Cytologic Diagnosis Canine and Feline Disease, 2nd Edition, Wiley-Blackwell
[4] Ramsey I et al., The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, Case 40