マルチーズは、毎日ブラッシングが必要な長毛種です。絡まり防止、涙やけケア、トリミングの頻度など、飼い主さんが知っておきたいグルーミングのポイントをまとめました。


| 項目 | スリッカーブラシ | メタルコーム | ピンブラシ |
|---|---|---|---|
| 用途 | もつれ解き・基本のブラッシング | 仕上げ・毛玉の確認 | 長毛のツヤ整え |
| 使用頻度 | 毎日 | 毎日 | 週2~3回 |
| 注意点 | 皮膚に強く押し付けない | 目の細かい面が皮膚に触れないように | もつれた毛には使用しない |
| おすすめ度 | 必須 | 必須 | 任意 |
マルチーズの短毛カット(短く刈ったスタイル)の場合は、スリッカー+コームだけで十分です
このような兆候が見られたら、すぐにチェックしましょう
グルーミング中に次のような兆候が見られた場合は、単なる美容上の問題ではなく、皮膚疾患の可能性があります。症状が24時間以上続く場合は、動物病院で診察を受けてください。 - ブラッシング中に悲鳴を上げたり、噛んだりする - 特定の部位を繰り返しなめたり、かいたりする - 毛の下の皮膚に発赤、滲出液、かさぶたがある - 急にフケが増えるか、毛が塊で抜ける - 耳から悪臭がする、または頭を頻繁に振る

マルチーズの皮膚にできやすいトラブル
獣医皮膚科の教科書によれば、マルチーズはラサアプソ、ペキニーズ、ポメラニアン、プードルなどと並び、ワクチンや注射部位の血管炎などの一部の免疫関連皮膚反応がより現れやすい小型犬種として挙げられています。また、犬に一般的な皮膚トラブルとしては、アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎、マラセチア皮膚炎、二次的な膿皮症(細菌感染症)などがあり、これらは特定の犬種に限定されるものではなく、多くの犬種でみられる可能性があります。そのため、グルーミング中に皮膚を直接見て触れる時間は、事実上、定期的なチェックの時間となります。小さな変化でも発見した場合は、写真を撮っておいて、病院へ行く際に獣医師に見せると、診断に大きく役立ちます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Edition
[2] Small Animal Dermatology, 7th Edition (Muller and Kirk's)
[3] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me