メインクーンの肥大型心筋症(HCM)について、遺伝子検査や心エコーによる診断から段階的な治療、家庭でのモニタリングスケジュールまで、生涯にわたる心臓管理の方法をまとめました。


このような兆候が見られた場合は、24時間対応の動物病院の救急外来へお越しください。
次のいずれかの症状が見られた場合は、直ちに24時間対応の動物救急病院へお越しください。 - 安静時の呼吸数が1分間に40回以上、または口を開けてハアハアと息をしている - 突然、後ろ足の一側または両側が冷たくなり、動かなくなる - 歯茎や舌が灰色や紫色に変色する - 意識を失って倒れる これらの兆候は、肺水腫、動脈血栓塞栓症、致命的な不整脈といった生命を脅かす合併症の直接的なサインです。深夜や早朝であっても決して先送りにせず、すぐに搬送してください。

メインクーンの生涯における心臓検診のスケジュール
メインクーンの心筋症(HCM)は、早期発見が生涯の寿命を左右します。以下のスケジュールで定期検診をお勧めします。 - 6~12ヶ月: MYBPC3遺伝子検査+初回心エコー - 1~6歳: 年1回の聴診と血圧測定+2年に1回の心エコー - 7歳以上: 年1回の心エコー+血圧測定+NT-proBNP検査 遺伝子変異保有、家族歴、心雑音がある場合は、検診間隔を6ヶ月に短くする必要があります。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Luis Fuentes V et al., ACVIM consensus statement guidelines for the classification, diagnosis, and management of cardiomyopathies in cats, Journal of Veterinary Internal Medicine, 2020
[2] Meurs KM et al., A cardiac myosin binding protein C mutation in the Maine Coon cat with familial hypertrophic cardiomyopathy, Human Molecular Genetics, 2005
[3] Côté E, MacDonald KA, Meurs KM, Sleeper MM, Feline Cardiology, Wiley-Blackwell, 2011
[4] Smith FWK Jr, Tilley LP, Oyama MA, Sleeper MM, Manual of Canine and Feline Cardiology, 5th Edition, Elsevier, 2016