ラブラドールは股関節や肘関節の形成不全の発症率が高い大型犬ですので、子犬の頃から定期的な健康診断と体重管理が必要です。ここでは、検査の時期と方法、そして家庭でのケアのポイントについてまとめました。


| 項目 | 一般X線 | PennHIP | OFA評価 |
|---|---|---|---|
| 推奨検査時期 | 生後6か月〜 | 生後16週〜 | 満24か月〜 |
| 麻酔の必要 | True | True | True |
| 早期診断の可否 | 部分的 | 可能 | 不可 |
| 主な活用目的 | 症状の診断 | 予防・繁殖評価 | 公式登録 |
| 費用負担 | 低い | 中間 | 中間 |
検査の種類と時期は獣医師と相談して決めます。症状がなくても1歳前後に1回、基本のX線を推奨します。
このような兆候が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。
以下の兆候のいずれかが24時間以上続く場合は、すぐに診察を受けてください。代表的な症状としては、うさぎ跳び(両後脚を寄せて跳ねるような歩き方)が見られる場合、階段やソファを急に避ける場合、座った状態から立ち上がる際に苦痛の声を繰り返す場合、前脚または後脚のいずれかを上げて歩く場合などが挙げられます。若いラブラドールでこのような症状が現れた場合、単なる成長痛ではなく、股関節形成不全の初期段階である可能性が高いです。


肥満は、関節形成不全にとって最大の敵です。
獣医学の教科書によれば、肥満は股関節や肘関節の形成不全の進行を促進する代表的な環境要因です。肥満は前十字靭帯断裂などの整形外科疾患とも関連しており、体格や体重が増えるにつれて、毎日関節にかかる負担も大きくなります。体重管理は保存的治療の核心であり、すでに形成不全と診断された犬の場合でも、適正体重に減らすだけで痛みや跛行を軽減するのに役立ちます。肋骨が軽く触れることができるBCS 4~5の理想体重を生涯維持することが、関節にとって最も安全な習慣です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] 100 Top Consultations in Small Animal General Practice, Chapter 46 (Elbow & Hip Dysplasia)
[2] Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed, Chapter 10 (Obesity & Osteoarthritis in Labradors)
[3] The Dog Care Handbook — Hip Dysplasia in Predisposed Breeds
[4] Marshall et al., 2009, Obesity-induced osteoarthritis in Labradors