ラブラドール・リトリバーの二重毛構造と換毛期の抜け毛対策、正しいブラッシング・シャンプー・スキンケア法まで、飼い主さんが知っておきたいグルーミングのポイントをまとめました。


このような症状が見られた場合は、グルーミングを中止し、動物病院へお越しください。
ブラッシング中に以下の兆候が見られた場合、単なる毛の手入れの問題ではなく、皮膚疾患の可能性があります。代表的な症状としては、硬貨のような円形に毛が抜けた部分、赤く炎症を起こした皮膚、黄色い滲出液や痂皮、強い臭いやかゆみを伴うケースなどが挙げられます。ラブラドールはアトピー性皮膚炎や膿皮症の発症率が高い品種であるため、放置すると症状が急速に悪化する恐れがあります。

| 項目 | スリッカーブラシ | アンダーコートレーキ | 脱毛(デシェディング)ツール |
|---|---|---|---|
| 主な用途 | 表毛の毛玉除去 | 下毛を深く梳く | 換毛期の大量除去 |
| 推奨使用頻度 | 週2〜3回 | 換毛期に週3〜4回 | 換毛期に週1〜2回 |
| 平常時の使用 | True | True | False |
| 初心者の飼い主におすすめ | True | True | False |
道具は単独ではなく組み合わせて使うときに最も効果的です
ラブラドールが特に弱い皮膚の部位
ラブラドールは、耳、指の間、わきの下、鼠径部など、皮膚が折れ曲がっている部分にトラブルが起きやすい傾向があります。特に耳は垂れ下がった形状で毛量も多いことから通気が悪く、外耳炎の発症率が非常に高いです。グルーミングのたびに、これらの部位を一度はめくって、におい、赤み、ねばつきがないかを確認する習慣をつけてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Hnilica KA, Patterson AP, Small Animal Dermatology: A Color Atlas and Therapeutic Guide, 4th Ed, 2017
[2] Miller WH, Griffin CE, Campbell KL, Muller and Kirk's Small Animal Dermatology, 7th Ed, 2013
[3] Case LP et al., Canine and Feline Nutrition: A Resource for Companion Animal Professionals, 3rd Ed, 2011