チワワは、小さな体格に比例して膝蓋骨脱臼、水頭症、歯の問題といった遺伝的傾向のある疾患が現れやすい傾向があります。生涯にわたって管理すべき重要なポイントを一度にまとめました。

| 項目 | 膝蓋骨脱臼 | 水頭症 | 歯の問題 |
|---|---|---|---|
| 発生時期 | 生後6か月~成犬 | 生後2~6か月 | 乳歯の生え変わり期以降 |
| 主なサイン | ケンケン歩き・後ろ足を上げる | 大きな頭・発作・突発的な行動 | 口臭・歯石・遺残乳歯 |
| 診断方法 | 触診・レントゲン | 超音波・MRI・CT | 口腔検査・歯科レントゲン |
| ケアのポイント | 体重管理・滑り止め | 衝撃保護・薬物治療 | 定期スケーリング・抜歯 |
症状は個体差が大きいため、定期検診での早期発見が大切です

このような症状が見られた場合は、すぐに動物病院へお越しください。
チワワで次のような症状が見られたら、24時間待たずにすぐに動物病院へ連れて行ってください。発作が1〜2分以上続くか、短い間隔で繰り返す場合、犬が急にぐったりして歯茎が白くなる場合(低血糖の疑い)、頭を片側に傾げてよろめく場合、呼吸が荒く舌が青紫色になる場合は、いずれも緊急事態です。特に若いチワワの低血糖は、数時間で意識低下につながることがあります。


チワワの生涯管理のポイント
チワワは生涯を通じて適正体重を維持し、ジャンプや階段の利用を減らして膝への負担を軽減することが大切です。頭部に衝撃が加わらないようハーネスを使用し、子犬の時期には食事を頻回に分けて与えて、1回分の食事を抜かないようにしてください。年に1回以上の定期健康診断と口腔チェックを行い、必要に応じて膝蓋骨や心臓の聴診を受けることをお勧めします。飼い主さんが普段のケアルーチンをしっかり守るだけで、遺伝的傾向のある疾患の進行速度を大幅に遅らせることができます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Schaer M, Gaschen F. Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed, Chapter 14 Disorders of the Nervous System and Muscle
[2] Schaer M, Gaschen F. Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed, Patellar Luxation 관련 챕터
[3] Lindsay R. Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed, Breed Predisposition
[4] American College of Veterinary Surgeons (ACVS), Patellar Luxation Owner Guide