ゴールデン・レトリバーは、股関節形成不全が最も多い犬種のひとつです。早期の検査と体重管理、適切な運動で進行を遅らせることができます。


このような場合は、すぐに動物病院へお越しください。
後ろ足を突然全く着地できなくなったり、24時間以上跛行が続く場合は、迷わず動物病院を受診してください。前十字靭帯断裂や急性関節炎との鑑別が必要であり、股関節形成不全の既往がある犬の場合は亜脱臼が進行している可能性があります。鎮痛剤を自己判断で与えず、人間用医薬品(イブプロフェン・アセトアミノフェン)は絶対に与えないでください。

補助療法や手術、いつ検討すべきでしょうか?
跛行が繰り返される、または中等度以上の痛みが見られる場合は、獣医師にご相談のうえ、グルコサミン、コンドロイチン、オメガ3などの関節補助剤の使用を開始することができます。補助剤は治療薬ではなく管理を目的として利用されるものであり、使用の有無や時期については獣医師の判断に従うのが安全です。薬物療法や管理を行っても痛みがコントロールできない場合や、筋肉萎縮が著しく進行した場合は、大腿骨頭切除術(FHO)や全股関節置換術(THR)などの手術を検討します。手術の時期と方法は、年齢、体重、関節の状態などを総合的に判断して決定します。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Textbook of Veterinary Orthopaedic Surgery, Chapter 9: Hip Dysplasia
[2] BSAVA Manual of Canine Musculoskeletal Disorders
[3] The Dog Care Handbook — Hip Dysplasia Prevention
[4] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed