老犬の食欲不振は、単なる老化ではなく病気のサインである可能性があります。原因別の対処法と病院を受診する基準をまとめました。

| 項目 | ステップ1 観察 | ステップ2 注意 | ステップ3 緊急 |
|---|---|---|---|
| 持続時間 | 12時間以内 | 24~48時間 | 48時間以上 |
| 水分摂取 | 正常 | 減る | 拒否 |
| 活動量 | 普段と変わらない | 目に見えて減少 | ほとんど動かない |
| 随伴症状 | なし | 嘔吐・下痢1~2回 | 嘔吐・下痢を繰り返す、元気消失 |
| 対処 | 家庭で観察 | 24時間以内に病院 | すぐに救急外来 |
7歳以上の老犬は一段階上で判断するのが安全です。

すぐに動物病院を受診すべきサイン
次のいずれかに該当する場合は、一刻も早く動物病院を受診してください。高齢犬は全体的な臓器機能と体力が低下しているため、食欲不振が持続すると脱水や電解質のバランス崩れが急速に進む可能性があります。 - 48時間以上完全に食べない - 水も飲まない - 歯茎が白っぽく、または黄色い - 繰り返し嘔吐する、血便や黒色便が出る - 呼吸が荒い、または倒れそうになる - お腹が硬く張っている


避けるべき誤った対処法
保護者のみなさんがよくしてしまうミスです。善意からであっても、かえって症状を悪化させる可能性があります。 - 人間の食べ物(特に味付けされた肉や乳製品)で食べさせようとする - 無理やり口を開けて食べさせる(誤嚥性肺炎のリスクがある) - 栄養剤やビタミン剤を勝手に増やす - 「年だから仕方ないか」と1週間以上様子を見る - 獣医師に相談せずに食欲増進剤を購入して与える


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed - Anorexia/Hyporexia/Inappetence
[2] Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed
[3] The Dog Care Handbook - Senior Dog Care