猫の目やにの色と量で緊急度を判断し、原因別の対処法と家庭でのケア方法をご紹介します。

| 目やにの色 | 意味 | 緊急度 |
|---|---|---|
| 透明・クリア | 正常な涙の分泌 | 観察 |
| 白色・灰色 | 軽度の刺激の可能性 | 1~2日観察 |
| 黄色 | 細菌感染の疑い | 2~3日以内に病院受診 |
| 緑色 | 細菌感染の可能性が高い | 早めに病院受診 |
| 赤色・茶色 | 涙による着色または出血 | 病院での確認が必要 |

すぐに病院へ連れて行かなければならない場合
目が完全に開かない、緑色の目やにを伴う発熱がある、角膜表面が白く濁っているような場合は、すぐに動物病院へお越しください。猫は上部呼吸器感染症が急速に進行し、目に深刻なダメージを与える可能性があります。「1~2日様子を見よう」と判断することが、かえって危険になることもあります。

猫ヘルペスウイルスは完治が難しいです
猫ヘルペスウイルスは一度感染すると体内に潜伏します。ストレスや免疫力の低下をきっかけに再活性化し、目やに・結膜炎・くしゃみが繰り返されることがあります。完治よりも再発管理が重要ですので、獣医師と長期的な管理計画を立てることをお勧めします。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Esson DW, Calvarese S. Clinical Atlas of Canine and Feline Ophthalmic Disease, 2nd Ed. Wiley, 2022
[2] Maggs DJ, Miller PE, Ofri R. Slatter's Fundamentals of Veterinary Ophthalmology, 6th Ed. Elsevier, 2018
[3] Stiles J. Feline Herpesvirus. Veterinary Clinics of North America: Small Animal Practice, 2014;44(1):79-97