猫の抜け毛の原因は、ストレスによる過剰なグルーミングから皮膚感染症、ホルモン異常まで多岐にわたります。ここでは原因別の症状の見分け方と、自宅でできる対処法をまとめました。


このような場合は、すぐに動物病院へお越しください。
次のいずれかに該当する場合は、できるだけ早く動物病院を受診してください。 • 広範囲の皮膚が赤く腫れたり、滲出液が出ている場合 • 脱毛部に痂皮や膿疱(膿が溜まった小さな隆起)が見られる場合 • 脱毛とともに急激な体重減少や食欲低下が伴う場合 • 脱毛が2週間以上かけて急速に広がっている場合 特に皮膚糸状菌症(真菌感染症)は人にも感染する可能性があるため、早期の診断が重要です。

原因が複数重なっているケースが多いです。
猫の脱毛は、複数の原因が重なり合っていることも多いです。例えば、アレルギーによるかゆみで過剰なグルーミングを行い、そこに二次的な細菌感染症が加わるようなケースです。獣医師が皮膚検査(真菌培養や皮膚スクレイピング検査など)を段階的に行うのは、まさにこのためです。飼い主さんの判断だけで原因を特定するのは難しいため、脱毛が2週間以上続く場合は必ず受診してください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Edition, Chapter: Non-pruritic symmetrical alopecia
[2] Peter Hill, 100 Top Consultations in Small Animal General Practice, Ch.33: The dog that is losing hair
[3] Miller WH, Griffin CE, Campbell KL. Muller and Kirk's Small Animal Dermatology, 7th Ed. Elsevier, 2013