猫の便秘の原因、症状チェックリスト、緊急判断基準、家庭での対処法と予防法まで、獣医学的根拠に基づいてまとめました。

| 段階 | 排便間隔 | 便の状態 | 対処法 |
|---|---|---|---|
| 軽度 | 36〜48時間 | 硬く、小さな便 | 水分・食事の調整 |
| 中等度 | 48〜72時間 | 非常に乾燥した便、力む様子 | 病院での相談を推奨 |
| 重度 | 72時間以上 | 排便不能、嘔吐を伴う | 直ちに病院へ受診 |

今すぐ病院へ連れて行かなければならない危険なサイン
排便が72時間以上ないのに、嘔吐や食欲の完全な消失、体力の低下が伴う場合は緊急事態です。腸閉塞や重度の脱水症状を引き起こす可能性があるため、すぐに動物病院を受診してください。お腹を押したときに硬い塊が触れたり、猫が激しい痛みの反応を示す場合も、直ちに診察を受けてください。

繰り返す便秘は、巨大結腸症へとつながる可能性があります。
便秘が繰り返されると、結腸が次第に伸張し、自力で収縮する力を失って巨大結腸症に進行する可能性があります。巨大結腸症は薬物療法で管理が困難になる場合、結腸切除手術が必要になることもあります。便秘が月に2回以上繰り返されるか、浣腸治療を頻繁に受けなければならない場合は、必ず獣医師と長期の管理計画についてご相談ください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Washabau RJ, Day MJ. Canine and Feline Gastroenterology. Elsevier, 2013. Chapter 57: Large Intestine.
[2] Little SE. The Cat: Clinical Medicine and Management. Elsevier, 2012. Chapter 26: Alimentary Tract.
[3] Bertoy RW. Megacolon in the cat. Veterinary Clinics of North America: Small Animal Practice, 2002;32(4):901-915.
[4] Plumb DC. Plumb's Veterinary Drug Handbook. 9th ed. Wiley-Blackwell, 2018. Lactulose monograph.