ペットと一緒に海外へ移住する際に必要な検疫手続き、狂犬病抗体検査、各国の要件をステップごとにまとめました。

| 項目 | 欧州連合(EU) | アメリカ | 日本 | オーストラリア |
|---|---|---|---|---|
| マイクロチップ | True | True | True | True |
| 狂犬病接種 | 必須 | 必須 | 2回以上必須 | 必須 |
| 抗体価検査 | 必要(一部免除) | ほとんど不要 | 必須(0.5 IU/ml以上) | 必須 |
| 接種後の待機 | 21日 | 30日 | 180日 | 180日以上 |
| 想定準備期間 | 1〜3ヶ月 | 1〜2ヶ月 | 7ヶ月以上 | 7〜12ヶ月 |
2026年4月基準、変更される場合があるため出国前に農林畜産検疫本部の確認が必須です

出国の3~4ヶ月前から準備を始めるべき理由
狂犬病ワクチン接種後、抗体検査までには最低30日、検査結果の受け取りまでには2~3週間かかります。また、日本やオーストラリアなど一部の国では、接種後180日の待機期間が必須です。準備を急ぐと、航空便の変更や移住そのものの延期を余儀なくされる可能性があります。出国日が確定したら、すぐに動物病院でスケジュール表を作成しておきましょう。

猫、老犬、短頭種は特に注意が必要です
猫はストレスによる特発性膀胱炎が頻繁に起こるため、移動前後の水分摂取を細かく管理する必要があります。高齢犬や心臓病・腎臓病を患っている犬は、航空機搭乗の可否をまず獣医師の診断書で確認してください。ブルドッグやパグのような短頭種は、多くの航空会社が貨物輸送を拒否しているため、機内同伴可能な便を探す必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] 농림축산검역본부, 반려동물 수출입 검역 안내
[2] World Organisation for Animal Health (WOAH), Terrestrial Animal Health Code, Chapter 8.14 Rabies, 2023
[3] Greene's Infectious Diseases of the Dog and Cat, 5th Ed, Chapter on Rabies
[4] EU Regulation (EU) No 576/2013 on non-commercial movement of pet animals