糖尿病と診断されたペットのインスリンの家庭での投与方法と、適切な保管方法について、ステップバイステップで解説します。低血糖時の緊急対応法も併せてご紹介します。

| 項目 | レンテ(Vetsulin) | PZI | グラルギン(Lantus) |
|---|---|---|---|
| 主な対象 | 犬 | 猫 | 猫 |
| 作用時間 | 中間 | 長時間 | 長時間 |
| 投与間隔 | 12時間 | 12時間 | 12時間 |
| 濃度 | U-40 | U-40 | U-100 |
| 専用注射器 | U-40注射器 | U-40注射器 | U-100注射器 |
製品・用量は獣医師が個別に処方します。表は一般的な情報の参考用です。

このような状況では、絶対に注射しないでください。
食事を全く摂っていない、あるいは嘔吐を繰り返している状態では、通常通りの用量を投与すると重度の低血糖を引き起こす可能性があります。また、注射の時間を忘れてしまったからといって、後で2倍の量を投与するのは絶対にしないでください。投与を忘れた場合は、次の決まった時間まで待つか、必ず獣医師に電話で確認してから判断してください。インスリンのボトルが白濁して塊ができている、あるいは色が変わっている場合も、使用しないでください。

すぐに獣医師と相談すべき状況
血糖値のコントロールが不安定な場合は、飼い主さんの判断で用量を変更せず、必ず獣医師にご相談ください。例えば、急に多量の水を飲んだり、尿量が増えたり、食欲が落ちたり、体重が急激に増減したり、嘔吐や下痢を繰り返すような場合は、インスリンの用量調整が必要になる可能性があります。安全に管理するためには、定期的な血糖曲線検査(通常は2週間から1ヶ月に1回)も必ず受けてください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Ed - Insulin, General Information
[2] Advanced Monitoring for Small Animal Emergency and Critical Care, 2nd Ed
[3] Handbook of Veterinary Pharmacology - Hormones and Agents Affecting Endocrine Function