犬の体型スコア(BCS)は、肋骨の触診や腰・腹部のラインを確認して1~9点の尺度で評価します。理想的なスコアは4~5点で、6点以上は肥満と判断されます。


体重だけで肥満を判断するのは適切ではありません
体型スコアは、体重計の数値だけでは把握しにくい体脂肪の状態を反映しています。体重が正常範囲内でも、体型スコアが高い場合はすでに過体重である可能性があります。また、飼い主さんは愛犬の体重を実際よりも軽く見積もりがちで、過体重を見逃しやすい傾向があります。必ず体型スコアも併せて確認し、動物病院を受診するたびに獣医師による体型と筋肉状態の評価を受けてください。


犬種によって体型の基準が異なります。
グレーハウンドやウイペットのような視覚型ハンティング犬種は、元々肋骨が少し見える体形が正常です。一方、ブルドッグやパグのような短頭種では、体形の判断が難しい場合があります。犬種ごとの特徴を考慮して体形スコアを解釈する必要がありますので、初めて評価する際は獣医師と一緒に行うことをお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Englar, R.E., The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, Chapter: The New Puppy Wellness Examination — Body Condition Scoring
[2] Laflamme, D.P., Development and validation of a body condition score system for dogs, Canine Practice, 1997
[3] German, A.J., The Growing Problem of Obesity in Dogs and Cats, Journal of Nutrition, 2006