犬の冬の寒波対策と低体温症予防について、飼い主さんが知っておくべき重要なQ&Aをまとめました。温度変化に敏感な犬の健康を守るための実践的なヒントをご確認ください。



すぐに動物病院を受診する必要がある状況
愛犬が意識を失っている、または激しい震えが続き呼吸が不規則になっている場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。低体温が重症化すると心停止に至る可能性があり、全身の主要な臓器の機能に深刻な影響を及ぼすことがあります。このような状況では、熱い物品で急激に体温を上げるよりも、飼い主の手のひらや毛布で優しく温めながら包んであげる方が効果的です。病院に到着するまでは、できるだけ安静を保つようにしてください。

注意!誤った対処はさらに大きな危険を招く可能性があります。
低体温が疑われる場合、お湯や電気ストーブで犬を急激に温めると、血管が急速に拡張して心臓に負担がかかることがあります。また、お湯で入浴させると体温調節がさらに難しくなる可能性があります。体温をゆっくりと上げるのが最も安全ですので、温かい毛布で包むだけで十分です。

| 項目 | 方法 | 効果 | 注意事項 | おすすめの犬種 |
|---|---|---|---|---|
| 外出時の防寒着の着用 | 高い | 足首と胴体を保護 | 締め付けすぎると呼吸困難 | 小型犬、毛の薄い犬種 |
| 室内での保温ベッドの使用 | 中程度 | 体温の維持 | 電気ベッドは電気の安全確認が必要 | 老犬、体温調節が難しいワンちゃん |
| 外出時間の短縮 | 中程度 | 体温の損失を軽減 | ワンちゃんの反応に応じて調整が必要 | すべての犬種 |
| 外出後に温かい毛布で包む | 高い | 即座の体温回復 | 熱いものは禁止 | すべての犬種 |
それぞれの方法は併用するのが最も効果的です。ワンちゃんの特性に合わせて選んでください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Brodeur, A., Wright, A., & Cortes, Y. (2017). Hypothermia and targeted temperature management in cats and dogs. J. Vet. Emerg. Crit. Care, 27, 151–163.
[2] Stoppler, M.C. (2022). Frostbite. eMedicineHealth. https://www.emedicinehealth.com/frostbite/article_
[3] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed. (2023). Chapter 10: Thermal Regulation and Cold Injury Management.