犬の胸部X線写真で心臓の大きさを評価する方法と、その意味について、飼い主さんが知っておくべき重要なポイントをまとめました。




| 項目 | 正常範囲 | 肥大の疑い | 顕著な肥大 |
|---|---|---|---|
| VHS(椎骨心臓サイズ) | 10.5以下 | 10.5超 | 顕著に増加 |
| 心臓-胸郭比 | 60%以下 | 60%超 | 60%を大きく超える(肋骨3コマ以上) |
| 心臓の形の変化 | 正常 | 軽微な変化 | 明らかな変化または非定型 |
| 臨床症状 | なし | 軽微な呼吸困難 | 激しい呼吸困難、咳、ショック |
VHSは第4胸椎からの椎骨の数を基準に心臓の大きさを数値化した値で、多くの犬で10.5を超えると肥大が疑われ、犬種による差があります。

心臓の大きさの評価において、直ちに動物病院を受診すべきケース
心臓が大きくなったからといって、必ずしもすぐに病院に行かなければならないわけではありません。ただし、次のような症状が見られた場合は、直ちに獣医師にご相談ください。特に呼吸困難やショック症状は、命に関わる可能性があります。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats, 2020, Elsevier
[2] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Edition, 2018, Wiley-Blackwell
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition, 2019, Elsevier