犬の肛門や尻尾の付け根に、お米の粒のような白い粒が見られたら、条虫に感染しているサインです。プラジカンテル製駆虫薬の処方とノミ対策を併用することが、最も重要な対処法です。

| 項目 | ディピリジウム(瓜実条虫) | タエニア |
|---|---|---|
| 主な感染経路 | ノミを飲み込むことで感染 | 感染したげっ歯類・小型哺乳類の摂取 |
| 発生頻度 | 最も多い | 狩りの習性がある犬で多い |
| 片節の形 | 長さが幅より長く、米粒・瓜の種のように見える | 長さより幅が広く、横に平たい |
| 第一選択薬 | プラジカンテル | プラジカンテル、フェンベンダゾール |
| 再感染防止の要点 | ノミ駆除の併用が必須 | 屋外での狩り・死骸の摂取を防ぐ |
出典:獣医内科学の教科書、獣医薬理学の教科書

このような場合は、単なる条虫ではない可能性があります。すぐに動物病院へお越しください。
条虫感染症は、通常痛みや全身症状が軽微ですが、以下のいずれかの症状が併発している場合は、他の寄生虫や疾患が合併している可能性があります。 - 下痢や血便が24時間以上続く - 嘔吐を繰り返す(特に犬の場合) - 体重が急激に減少し、食欲が低下する - 腹部が膨らみ、触ると痛みを伴う - 歯ぐきが蒼白である(貧血を疑う) 犬は他の寄生虫が併存している場合や感染負荷が高い場合、食欲低下や体重減少などの症状が急速に悪化することがありますので、遅延せず当日の受診が必要です。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition — Praziquantel
[2] Handbook of Veterinary Pharmacology — Anticestodal Drugs
[3] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, Case 14 — Dipylidium caninum and Taenia taeniaeformis