犬の肺がんや肺への転移は、初期症状がほとんどないため、発見が遅れてしまうことがあります。飼い主さんが知っておくべき重要な質問と回答をまとめました。



| 項目 | 正確度 | 費用 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 胸部レントゲン | 中程度 | 安価 | 10分前後 |
| CT撮影 | 高い | 中程度 | 30~60分 |
| 生検 | 非常に高い | 高い | 1~2時間 |
CTと生検は正確度が高いですが、費用と時間がより多くかかります。初期の疑い時にはレントゲンから始め、確定診断が必要な場合は追加検査を進めます。

早期発見が生存率を左右します
犬の肺がんは、腫瘍が小さく局所に留まって転移がない場合、手術で完全に切除できる可能性があります。しかし、転移が進行すると予後は悪化し、治療もより困難になります。転移が確認された場合でも、生存期間は個体によって大きく異なり、1年以上無症状で過ごすケースも報告されています。高齢の犬の場合は、獣医師と相談して定期的に胸部のX線検査を受けることをお勧めします。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Withrow SJ, MacEwen EG. (2001). Small Animal Clinical Oncology. 3rd ed. St. Louis: Saunders.
[2] Lloyd WH, et al. (2018). Pulmonary neoplasia in dogs: A retrospective study of 127 cases. Veterinary and Comparative Oncology, 16(2), 234–242.