犬の汎下垂体機能低下症は、下垂体の機能が全体的に低下し、ホルモン分泌が不足する希少疾患です。早期の診断と管理が重要です。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
犬が突然意識を失ったり、けいれんを起こしたりした場合は、直ちに動物病院へお越しください。また、持続的な嘔吐や下痢、重度の低体温(体温35度以下)を伴う場合は、生命に危険が及ぶ可能性があります。これはホルモンバランスの乱れによる急性合併症である可能性があるため、迅速な対応が不可欠です。



飼い主さんが必ず覚えておくべきポイント
薬の服用を中止すると、急性のホルモン不足を引き起こす可能性があります。これは命に関わることもあるため、決して忘れることなく継続的に服用することが大切です。また、定期的な健康チェックでホルモン値をモニタリングし、獣医師と相談しながら薬の調整を行う必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Giger, U. and Gorman, N.T. (1984). Oncologic emergencies in small animals. Veterinary Clinics of North America: Small Animal Practice, 14(2), 327–345.
[2] DiBartola, S.P., Chew, D.J., and Boyce, J.T. (1983). Clinicopathologic manifestations of progressive renal disease in Lhasa Apso and Shih Tzu dogs. Journal of the American Veterinary Medical Association, 180(6), 658–664.
[3] O'Brien, T.D., Osborne, C.A., Yano, B.L. et al. (1982). Clinicopathologic manifestations of progressive renal disease in Lhasa Apso and Shih Tzu dogs. J Am Vet Med Assoc, 180:658–664.