犬の十二指腸虫(鉤虫)は、吸血によって貧血や体重減少を引き起こす寄生虫です。歯茎の蒼白や黒い便などの兆候から、糞便検査による診断、駆虫薬による治療、再感染の予防までをまとめました。


このような兆候が見られた場合は、すぐに動物病院の救急外来を受診してください。
歯茎が真っ白または灰色がかった色をしている場合、呼吸が苦しそうであったり倒れて起き上がれなくなったり、黒い便が繰り返される場合は、出血性貧血による輸血が必要になることがあります。特に生後2~6ヶ月の犬は貧血の進行が速く、24時間以内に危険な状態になる可能性があるため、夜間でも必ず動物病院の救急外来を受診してください。

| 項目 | フェンベンダゾール | ピランテル | ミルベマイシン |
|---|---|---|---|
| 投薬方法 | 3日連続で経口 | 1回+7~10日後に再投薬 | 月1回経口 |
| 犬 | 生後2週から | 生後2週から | 生後6週から |
| 授乳中の母犬 | 可能 | 可能 | 獣医師に相談 |
| フィラリア予防 | False | False | True |
| 回虫・鞭虫カバー | True | True | True |
正確な用量と投薬スケジュールは獣医師が犬の体重・年齢・健康状態に合わせて決定します
犬にも人間にも感染する人獣共通寄生虫
十二指腸虫は人間にも感染する可能性があります。裸足で土を踏むと、幼虫が皮膚を突き破って侵入し、かゆみや赤い線状の発疹を伴う「皮膚幼虫移行症」を引き起こすことがあります。お子様や妊婦さんがいるご家庭では、犬の鉤虫対策をより徹底し、庭の土や砂場は定期的に整備してください。また、排泄物の処理後は必ず手を洗いましょう。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed — Hookworm Infection
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed — Gastrointestinal Parasites
[3] Fundamentals of Veterinary Clinical Pathology, 3rd Edition — Regenerative Anemia
[4] 수의약리학 교과서 — Anthelmintic Drugs