猫の肝硬変・線維症は早期発見が難しい疾患です。飼い主さんが知っておくべき重要な質問と回答をまとめました。早期の対応で生活の質を向上させることができます。



すぐに病院を受診すべきサイン
猫が突然激しい嘔吐を繰り返したり、血便やタール便(黒色便)が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。また、意識が朦朧としてきたり、痙攣を起こしたり、呼吸が急激に速くなったりした場合は、生命に危険を及ぼす急性肝不全の可能性があります。これは肝機能が急激に低下していることを意味するため、直ちに獣医師による診察が必要です。



| 項目 | 主な症状 | 主な対処方法 | 獣医師の受診間隔 |
|---|---|---|---|
| 軽症 | 食欲減少、眠気 | 専用フード、肝保護薬の服用 | 2〜3か月ごと |
| 中等度 | 黄疸、嘔吐、体重減少 | 薬物の調整、栄養補給、定期検査 | 毎月 |
| 重症 | 意識低下、出血、腹水 | 入院治療、輸血、手術の検討 | 週1〜2回 |
症状が悪化した場合は直ちに来院が必要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Saunders; 2013.
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. Wiley-Blackwell; 2020.
[3] Veterinary Hepatology: A Practical Guide. Wiley-Blackwell; 2018.