犬の腫瘍治療において、放射線療法は主要な選択肢の一つです。適応症と治療目的、安全性について、飼い主さんが必ず知っておくべき重要な情報をまとめました。



| 項目 | 根治的放射線治療 | 補助的放射線治療 |
|---|---|---|
| 治療目的 | 腫瘍の長期的なコントロールまたは治癒 | 症状の緩和、痛みの軽減 |
| 総線量 | 約40〜50Gy(分割照射) | 1回あたり4〜8Gy |
| 治療期間 | 数週間、通常4〜8回に分割 | 短期間、3〜5回に分割 |
| 適用腫瘍 | 鼻腔がん、口腔がん、骨がん | 転移性・痛みを引き起こす腫瘍 |
| 効果の持続性 | 長期的なコントロールが可能 | 一時的な症状の緩和 |
根治的治療は治癒または長期的なコントロールを目標とし、緩和的治療は生活の質の向上を目標とします。

このような場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
治療中に皮膚がひどく剥がれ落ちたり、痛みが急激に悪化したり、食欲が完全に消失したりした場合は、直ちに獣医師にご相談ください。これは副作用が深刻化しているか、他の合併症が生じている可能性があるためです。特に放射線治療後1~2週間以内に症状が悪化した場合は、獣医師が治療計画を調整することが可能です。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Henry CJ, Higginbotham ML (2010) Cancer Management in Small Animal Practice. Saunders/Elsevier, Maryland Heights.
[2] Veterinary Surgical Oncology, 2nd Ed. Elsevier, 2020.
[3] Canine and Feline Respiratory Medicine, 3rd Edition. Elsevier, 2018.