犬の肝硬変・線維症は、肝機能が徐々に損傷する疾患であり、早期発見と適切な管理が生存率を向上させます。飼い主の方が必ず知っておくべき重要な情報をまとめました。



すぐに病院を受診すべきサイン
黄疸が現れた場合、持続的な嘔吐、24時間以上食欲がない、腹水が急激に増加した場合、意識が不明瞭になった場合は、すぐに病院に行ってください。これは肝機能が深刻に損傷されていることを意味し、生命を脅かす可能性があります。



| 項目 | 主な症状 | 主な対処法 | 病院受診の必要性 |
|---|---|---|---|
| 軽症 | 食欲がやや減少、疲労感 | 食事管理、肝臓保護剤の服用 | 定期検診のみで十分 |
| 中等度 | 持続的な嘔吐、体重減少、黄疸の初期 | 薬物治療、特殊療法食、定期検診 | 1〜2週間ごとに病院を受診 |
| 重症 | 腹水、意識低下、激しい嘔吐 | 入院治療、利尿剤、栄養補給 | 直ちに病院受診が必須 |
症状が悪化した場合は、すぐに病院を受診する必要があります。
注意すべき点:禁忌事項と副作用
肝機能が弱い犬の場合、一般的な薬やサプリメントを投与すると肝臓に負担がかかることがあります。特にアセトアミノフェン(タイレノールの成分)は、犬において肝障害や黄疸を引き起こす代表的な毒性薬物であるため、絶対に使用しないでください。アセトアミノフェンはアスピリンとは全く異なる薬物であり、アスピリンなどの他の鎮痛剤も安易に与えてはいけません。また、高脂肪食は避けるのが望ましく、飼い主さんはすべての薬を投与する前に必ず獣医師に相談してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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