犬の胃炎について、急性・慢性の原因から症状チェックリスト、病院受診のタイミング、家庭での食事管理方法まで、獣医学の教科書を根拠にまとめました。



このような症状が見られる場合は、すぐに動物病院へお越しください。
嘔吐物に血が混じっている(コーヒーかすのような色)場合、1日以上水も飲めない場合、あるいは歯茎が乾燥し、皮膚を掴んで離しても戻らないほどの脱水症状が見られる場合は、緊急事態です。異物を飲み込んだ疑いがある場合も、すぐに病院へ連れて行ってください。特に犬がひどく元気がなく、腹部を触ると激しく痛がる場合は、胃穿孔や腸閉塞の可能性がありますので、一刻も早く受診してください。

再発を防ぐために、必ず覚えておいてください。
胃炎は再発しやすい疾患です。ゴミ箱は施錠式の物に交換し、散歩中は地面に落ちた食べ物を食べさせないよう注意してください。新しいドッグフードやオヤツは3~5日かけて徐々に切り替え、玉ねぎ・ブドウ・脂の多い人間の料理は絶対に与えないでください。定期的な健康チェックで慢性胃炎を早期に発見することも重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Schaer M. & Gaschen F., Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition — Chapter 9: Diseases of the Stomach, CRC Press
[2] Ramsey I. & Tennant B., Notes on Canine Internal Medicine, 4th Edition — Section 5.1: Gastritis, Wiley-Blackwell
[3] Little S., The Dog Care Handbook: Things I Wish My Vet Had Told Me — Gastro-intestinal Disease, 2024